忙しい母に代わり、幼少期をおばあちゃんに育てられた私。その影響で、すっかりおばあちゃんっ子に育ちました。子どもの時から社会人になっても、時間をみつけてはよくおばあちゃんの家に遊びに行ったものです。そんな私をおばあちゃんは「よく来たね、早く家に入り」といつも出迎えてくれました。

「おばあちゃんが病気になったら今まで支えてもらった分、私がおばあちゃんを支える人になりたい」と思い、医療の道を選択。看護師になることを決意し、実習中辛いことがあっても「おばあちゃんのためにも看護師になるんだ」と自分を鼓舞して乗り切り、2011年に晴れて看護師になることができました。

そして職場で出会った9歳上の主人と出会い、2年間交際しそのまま結婚。結婚して半年後に第1子(長女)を妊娠し出産。その2年後に男女の双子(次女と長男)を妊娠し出産しました。

あたかも順調で幸せそうな私ですが、育児はとても辛いものでした。

双子を出産したタイミングで主人は昇格し多忙な状況に。その影響でまだまだ甘えたい盛りの2歳の長女と、まだ生後2~3か月の双子をワンオペで見ないといけないという状況になってしまった私。双子はミルクが欲しくて寝たくてダブルで泣くわ、長女は「だっこして」と泣くわで、私も気持ち的にいっぱいいっぱいになってしまいました。

そして長女に「ちょっと待ってって言っているでしょ」と頭ごなしに怒り、長女は泣いて「こんなに小さい2歳相手に何を本気で怒っているんだろう」「感情もコントロールできないなんて自分はダメな母親だ」と、誰にも相談することなく毎日自分を責めていました。

そんな私が病んでいるタイミングで、おばあちゃんが「育児はどう?」と家に来てくれたことがありました。私はぽつぽつ「2歳の長女に頭ごなしに怒ってしまう、私はダメな母親だ」と悩みを打ち明けました。

するとおばあちゃんの反応は「あんたが2歳の時にお母さんに怒られたことなんか覚えてるか?覚えてへんやろ?育児なんてそんなもんや。気にしすぎやし考えすぎ。あんた1人で頑張って3人育ててるやんか、大丈夫や」と励ましてくれたのです。

それから私の気持ちは晴れやかになり、子どもたちに対してもドンと構えてられるように。

幼少期から成人になってもおばあちゃんには助けられっぱなしだなあと感じました。

おばあちゃんからもらったものは、包み込んでくれるような包容力のある大きな愛情。私もそのおばあちゃんからたくさんもらった愛情を、子どもたちに注いでいけるよう日々を全力で生きようと思った出来事でした。

寄稿者:谷野さおり

看護師として働く傍らwebライターとしても活動中。趣味は身体を動かすこと。その中でもヨガにハマり、2024年にRYT200を取得。プライベートでは、小2長女と年長の男女双子の3人を育てるママ。「ママでも自分らしく」「健康的に自分軸を大切にして生きる」がモットー。世の中の方々の心に響くような発信を心掛けています。