
閑静なまちで過ごした幼少期
私はもともと伊賀市諸木(もろき)っていうところで三姉妹の長女として生まれたんですよ。妹が2人、2歳下と5歳下に。(2歳下の妹さんは昨年取材した藤森さん)。
父親が昔に怪我して右手がなかったから、学校から帰ったら親の百姓の手伝いばっかり。昔はバスもないし、学校諸木の山道を20分くらい歩いてたから大変で。
でも、諸木は人があんまり多くなかったから、同級生の子とかみんな仲良しで。学年問わず一緒に遊んだりもしてました。小学校の思い出といえば、夜に学校の校庭へ親も子もいっぱい集まって、「鞍馬天狗」っていう映画を見たりとか、浪曲の披露もあったり。地域の人みんなの楽しみで、早(は)よから場所取りに行ったりとか。
運動会は10月の末ぐらいで、お弁当にはお寿司が入ってたん。巻き寿司といなり、そんな感じが定番やったわ。巻き寿司といったって、他の食材がそんな豊富にないしな、中の具材はピンク色の甘いさくらでんぶがこの辺の人たちのなかでは定番やったんよ。
宿場町だった阿保地区
この辺は、江戸時代に伊勢神宮への参詣で栄えた宿場町だったんです。昭和45年に結婚して阿保に来たころ、その名残で商店街があったからものすごく賑やかで。今はもうそんなにお店が残っていないけどすごくまちに活気があったんです。

八百屋や魚屋、肉屋、惣菜屋さんもあったし、酒屋さんとか、なんでも揃う百貨店も2軒あったり、色々あったんですよ。今はもうお店は5、6軒くらいしか残っていなくて。神山の宝石屋さん、若戎さん(酒屋)、秀麗堂さん(化粧品店)とかは残ってるなあ。歩いて行ける距離になんでもあったから、ほんとに便利やったね。


活気あるまちのきっかけになれば
ここ(いっぷくしてだぁ~こ)というサロンははお年寄りの見守りのためにつくった場所。ちょうどできてから2025年の11月で丸10年。この地域は、お年寄りの一人暮らしが多いんです。市の方からそういう人たちが集まれる場所を作ってみるのはどうですかって言われて始めたんです。特に地域を限定してるわけでもないけど、平日は阿保の人が多いかな。でも土曜日は上野や名張の方から来てくれることもありますね。
私は昔からこういうサロンに興味あったっていうわけではなくて、商店街のお店が減っていってものすごく寂しくなったから、こういう店をきっかけに、他にもお店が再び開いて、まちの賑わいを取り戻せたらなって思って。


15~20年前くらいから、まちおこしのために「若戎の酒蔵まつり」と「初瀬街道祭り」の2大イベントが始まったんです。出店があったり、スタンプラリーがあったり。阿保以外の地域の方がいっぱい県外の方が来て、その時は結構にぎわうからいいね。サロンメンバーとお弁当を出したりして参加してるんです。
今の楽しみは美味しいものを食べることと、サロンで集まることやなあ。1年に1回、サロンメンバーで旅行に行かしてもらってて、滋賀のロープウェイ、リンゴ狩りとかも楽しかったね。私含め平均年齢78歳くらいの人たちやけど、ほぼ毎日のように会うのがやっぱり楽しいですね。サロンが休みの日は、ちょっと寂しいくらい。だからずっと阿保で、こうやって集まっていたいですね。


主に新卒担当をしている新卒3年目です❀
好きなことは旅行・ライブに行くこと・銭湯・野球観戦・カフェ巡りです!☆彡
最近はホットヨガも始めました(^^)/



