老年だったあの人と、若かった私の風変わりな思い出たち。
tayutaiはいろんな人が執筆する、思い出のコラムです。
私の母方の祖母はありがたいことにまだまだ元気な今年で90歳。住まいが離れているので、今はお盆や年末年始など年に数回しか会っていないけれど、私が小さい頃は保育園に迎えに来てくれたり、週末や長期休暇の時には色んな所へ連れていってくれたりした。
小さい頃は特になにも思わなかったけど、よく伊勢から私が暮らす明和へ頻繫に迎えに来てくれたよなあ・・・なんて今は思う。
そんな祖母は、長年学校の先生をしていたこともあり、その時の生徒や保護者なども含め知り合いがとても多い。祖母と家の周りを散歩していたり出掛けたりすると、「あ!先生!元気にしとった?」なんて声をかけられているのを何十回、何百回も目にしたし、「この子、孫やねん」って嬉しそうに私を紹介するその光景は今でも覚えている。
よく「〇〇中学校の〇期生の子らに誘われたから」とか、「〇〇の時の同期に呼ばれたんや」とかで食事会や遊びに行っていたり、知り合いの伝手で講演会をしていたり、小学校に行っては戦争の時の体験談を話をしに行ったり、知らないうちに祖父と海外へ遊びに行っていたりと、思い返すと気付けばとにかく色んな所へ行っていたなあって思うけれど、90歳になった今でもそれは変わらずで(笑)
家にいる時間が少ないくらい色んな所へ出掛ける祖母を、最初は周りが「寝たっきりじゃなく出たっきり老人やなあ」なんて言われていたけれど、今では笑って自分で「寝たきりじゃなく出たっきり老人やからなあ~!」なんて言う、明るく愉快な祖母が私は大好きだ。
(株)ライフ・テクノサービス 新卒2年目採用担当です。
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