時代は変わっても人の温かさは変わらない

四日市にある日永という町で生まれ育ちました。高校は桑名に通っていたのですが、今もずっと地元で暮らしています。地元には日永神社があるぐらいで街並みの雰囲気や鉄道は昔と大して変わらず、10年ぐらい前から家が少しずつ建って賑わやかになってきたぐらいですかね。

地元に飲食店は全くと言っていい程少なくて、唯一私の両親がお好み焼き屋を経営していたので、地域の住民で行列が絶えなかったですね。隣にあすなろう鉄道の南日永駅があるんですけど、そこの駅員さんもよく買いに来てくださっていて、「皆に愛されていたんだな~」とふと思いますね。

今はもう閉業していますが、小学生の頃はほぼ毎日(実家の)手伝いをしていたので、なかなか友達と遊べなかったのは嫌でしたけど(笑)

こだわりの趣味

小学生の頃から絵を描く事が好きで、中学と高校では美術部に所属していました。父の影響で絵に興味を持ち、写生大会では受賞した時もありましたよ。今は時間が空いている時に絵を描くくらいですけどね。後は海外旅行に行くことが好きで、タイやバングラデシュ、ベトナムなど毎年色々な国に遊びに行っているのですが、街並みや観光名所をひたすら歩き回る事が好きなんですね。

なぜこんな狭い空間に飲食店や建物を建てたのかとか、老朽化している建造物を見ると時代を感じたり色々な視点で観察する事が私のこだわりです。今度10月に娘と一緒に行く予定なのでとても楽しみですね。

カウンセラーを目指したきっかけ

絵が得意だった私は高校卒業後、将来は美術の道に進もうとその時は思っていましたけど、レベルの高い人が多勢いる事を痛感し、途中で挫折して、一般企業に就職しました。

そこから結婚出産を経て、専業主婦として生活を送っていた中で増田喜昭さんという子供の本の普及に力を注いでいる作家(四日市市に子供の本専門店『メリーゴーランド』を開業)に出逢い、自分も子供達に対して何か出来る事がないかと考え、カウンセリングスクールに通うことを決心しました。資格取得条件として大学の教育学部も卒業したのですが、当時はカウンセラーの認知度が低く、現場で実績を積む事がとても難しかった事を覚えています。ある日、私の同級生が桑名の市長をしていて、話をしたところ「スクールカウンセラーをしてくれんか?」と依頼があり、市外の学校も合わせると20年以上長く従事してきました。

2014年には友人の勧めで(実家を)リフォームして、カウンセリングルームを開く事になったんです。今は学生の悩みだけでなく、相続関係の相談も受けていますね。

実家を改装してカウンセリングルームを開店

進路や友人関係、家庭事情など様々な悩みを持った方が沢山いましたけど、段々と悩みが解決されていくと笑顔が戻ってくるわけ。その一瞬ですが、この仕事のやりがいに繋がっているんだなと感じます。

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