暮らしたいまちをつくる

日本の人口は2004年に約1億7千万人とピークを迎えました。そしてその先100年、我が国は未だ経験したことがない勢いで人口減少が進み2100年には5千万人を下回り、高齢化率は40%に達すると推測されています※。
30年もすれば人もまちも、そのすがたや機能も変わる。生まれ育った三重県に暮らしていると、そう感じることがあります。かつて賑わった商店街には空き店舗が増え、まちの中心はドーナツ化現象で人も活気も減っています。そんな地元の30年前を振り返り、30年後に目を向けたとき、見えてくることがあると思うのです。
少し話は脱線しますが、あなたは自分が暮らすまちに誇りを持っているでしょうか。いや、地元のまちなんて、自分の家に似た存在のようなもので、好きとか嫌いとかの物差しで測れるほど単純な存在ではないのかも知れません。しかし年を重ねるごとに、ちょっとずつ自分が暮らすまちに愛おしさを感じるのはなぜでしょう。

かつてのように急速にまちが発展することは、もうないのかも知れません。でも何となく愛着のあるまちを、少しでいいから誇らしく感じながら暮らしていければ、そこにあたらしい幸せの価値観を見つけることができる気がします。そしてまちにとって、暮らす人々の記憶は資産だと思うのです。人を通じてまちの記憶を伝えることで、新しい世代の方々にまちと接点を持っていただき、地元に誇りを持ってもらいたい。これが30年先の地元を眺めたときに見えてきたことです。
“みらいのすがた” を少しずつ描きながら、まちの記憶を編集していこうと思います。まちの人に “とつとつ” と記憶をたどりながらお話を聞かせていただく。そんなどこか、のどかでやさしい時間を思い浮かべ、totutotuという名前をつけました。お付き合いいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

totutotu編集室一同

※総務省「我が国における総人口の長期的推移」より


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まちで長年暮らしている人に、まちとの思い出などをインタビューして聞き書き形式で綴っています。

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介護の仕事をしている人を取材して、こころの底が熱くなるような記事を作成しています。

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その地に暮らす方にナビゲートいただき、地域のディープな魅力を知るリポート記事です。

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